
CGWORLD 2005年10月号 Vol.86 (シージーワールド ナンバー86 
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CGWORLD 2005年10月号 Vol.86
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第1特集 ウイニングイレブン9、グランディアIII、戦国BASARA 
モーション制作術徹底調査
CG作品制作において非常に重要な要素となるモーション。実際にはどのように行なわれているのか? その実態を徹底調査。モーション制作のスタンダードとなったMotionBuilderの使用方法方、作品タイトルを例に挙げ、そのワークフローとテクニックも紹介する
CONTENTS 
・国内最大級モーションキャプチャスタジオMOZOOに学ぶ MotionBuilderの実力と使用方法
・『戦国BASARA』 キャプチャから編集までモーション制作の理想的なワークフロー
・『ワールドサッカーウイニングイレブン9』 高品質なサッカームービーのモーション制作術
・『グランディア・』 演技にとことんこだわった手付けモーション制作
第2特集 CG業界の未来予想図 
SIGGRAPH2005のすべて
最新のテクノロジーとクリエイティブの結晶、SIGGRAPH。新技術を実装したハードやソフト、目新しい作品や展示など、ここに集結するすべてが複合的に絡み合った結果として、CG業界全体はさらなる高みへと到達する。本特集では、SIGGRAPH 2005でバージョンアップが発表されたCGソフトのレビューを中心に、見逃せない製品や作品などを紹介していく。
CONTENTS 
・レポート1 注目の製品&ブース
・Maya 7.0
・3ds Max 8
・レポート2 シアター受賞作品etc
・SOFTIMAGE | XSI v5.0
・LightWave 3D [9]
・CINEMA 4D R9.5
スペシャル 
●スペシャル企画1
映画『SHINOBI』のVFXに迫る!
監督:下山天氏、コンセプトデザイナー:山田章博氏、VFXチームが語る『SHINOBI』制作秘話
山田風太郎氏の人気小説『甲賀忍法帖』を原作とした映画『SHINOBI』。原作とはひと味違ったオリジナルの世界観設定から、迫力のアクションシーンを演出するVFXアプローチ法まで、制作スタッフに話をうかがった。
●スペシャル企画2
『SHOWBIZ COUNTDOWN』におけるタイトルムービーの役割
TV番組において、タイトルムービーが必要とされる役割とは、どんなものだろうか? 全米映画興行成績に基づいたTOP10から注目の最新作情報まで、世界の映画と音楽の最新情報を視聴者へ提供している『SHOWBIZ COUNTDOWN』の制作を務めるスワン・ソングの遠藤究氏と、10月より放送される新しいムービーを制作中のポリンゴン・ピクチュアズの岡本稔氏に話をうかがってみよう。
*『SHOWBIZ COUNTDOWN』テレビ愛知系にて毎週日曜日24:00より放映中!
●スペシャル企画3
TVアニメーション『タイドライン・ブルー』
飯田馬之介監督&宮川淳子さんインタビュー
原作:小澤さとる氏(『青の6号』)、同じく原作と監督に飯田馬之介氏(『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』)、制作を数々の名作を手がけてきたテレコム・アニメーションフィルムが担当しているこの夏注目のTVアニメーション『タイドライン・ブルー』。キールとティーンという双子の兄弟を軸に描かれる人間ドラマと、3DCGによる潜水艦アクションが魅力の本作品で、飯田監督は何を描こうとしているのか? 飯田監督と3DCGを担当している宮川淳子さん(テレコム・アニメーションフィルム)に取材させていただいた。
*『タイドライン・ブルー』テレビ朝日:毎週水曜日26:40〜、朝日放送:毎週火曜日26:51〜、キッズステーション:毎週木曜24:30〜ほか好評放映中(放映時間はhttp://www.tlblue.com/にてご確認ください)
●スペシャル企画4
デジタルアニメーションの旗手・GONZOが新たに挑む
オリジナル劇場アニメーション作品『銀色の髪のアギト』
1998年に発表したビデオアニメーション『青の6号』で初のフルデジタルに挑戦して以降、意欲的にデジタル技術を取り込みながら作品を作り続けてきたGONZOの初のオリジナル劇場作品『銀色の髪のアギト』。本作品が完成するまでにどのような経過があったのだろうか。制作開始時から完成まで関わってきたスタッフの方たちに取材させていただいた。
*『銀色の髪のアギト』2006年お正月全国ロードショー(http://www.gin-iro.jp/)
●スペシャル企画5
東京国立近代美術館フィルムセンター
生誕百年記念特集『映画監督 成瀬巳喜男』
東京国立近代美術館フィルムセンターでは、日本映画史に大書される多くの監督たちが一様に生誕100年を迎えることを記念して、6人の名匠たちの作品を一挙公開していくという『生誕百年記念特集』を1年を通して行っている。8月20日より開始されているのが、『映画監督 成瀬巳喜男』について、氏の作品の魅力と共に紹介する。
*東京国立近代美術館フィルムセンター(http://www.momat.go.jp/FC/)
連載 
●アミューズメント映像探検隊
「零〜刺青の聲」
和風ホラーアドベンチャー『零シリーズ』最新作のCGムービーからゲーム内グラフィックスまで、メイキング秘話を大紹介。
●TV&CM REPORT
TVドラマ『電車男』オープニングムービー
TVドラマのオープニングをアニメーション制作会社が制作するという、めずらしいケースであるTVドラマ『電車男』オープニングムービー。ディレクターの要望に応えつつも、本編のイメージを彷彿させる独自の要素を含んだ映像はどのように構成されているのだろうか?
原作●中野独人『電車男』(新潮社)
オープニングムービー制作●GONZO
*TVドラマ『電車男』フジテレビ系にて毎週木曜22:00〜好評放映中
●絵コンテ描こうぜ!
MTVジャパン/中村太洸
「MTV Video Music Awards Japan」イベントムービー
舞台はサーカス。ギンギラなそれではなく、匂いは70's。チープになりすぎないギリギリのラインを攻めた演出と、ヘタウマっぷりが際立つキャラクターたち。本アニメーションの演出意図をディレクター、中村太洸氏に聞く。
●必殺テクスチャイリュージョン
「鏡上の吸血蟲」
3ds Max標準機能で作る吸血蟲・蚊。テクスチャとHairで作成した表皮・毛を標準レンダラで魅せる。
●人体II
銃を撃つ〜反動に耐える体〜
銃を撃つ動作を、銃の機能と構造を考慮に入れ解説。銃が生み出す力に対する人の体の動き、銃を性格に操作する動作など、そのリアルな動作を考察する。
●The Finish Works
映像編集に役立つカウントリーダーとボールド
カットやシーン単位で映像を組み立てる場合、ボールドを付けると編集やファイルの管理が容易になる。カウントリーダ−はフィルムではマストだが、タイムコードを使った編集ではほぼ飾りなので、個性を出して楽しめる。今回は映像の中身ではなく、フィニッシングに付加するこれらの2要素を取り上げる。
●至妙モデリングコンプリート
未来型ティルトローター機
最新鋭プロペラ機をモデリング。ボディの曲面を損なわずにメカらしさを表現するモデリングするテクニックを紹介。
●新・CGメイキングレベルアップ講座《最終回》
4つのソフトごとに4人のCG作家たちが、同一テーマで作品を制作していく本コーナーも今号にて最終回を迎えました。最終テーマは「運動会」です。
・『LightWave 3D』(市川佳孝) 運動会の思いでといえば………コレ?
・『3ds Max』(スタジオシカノ) 運動不足は地球人も宇宙人も関係なし?!
・『SOTIMAGE|XSI』(フレイム) いつもと違った気がする「運動会の朝」
・『Maya』(本城なお) ちきちきらんど(*ライター・本城氏のオリジナル)の運動会
● キャラに命を吹き込もう!
人間の泳ぎ方〜平泳ぎ〜
前回に引き続いて、今回も人間の泳ぎのアニメーションについて紹介していきます。意外に難しい平泳ぎをらしくアニメートさせるポイントとはなにか? にご注目ください。
コラム 
●Beyond Japan
天江竜太
芸術のメッカであるパリには、国境を越えてさまざまな芸術家が集まり、刺激し合いながら作品を制作し、後世に名を残してきた。同じように18年前にパリを訪れ、現在も芸術としてのCGの可能性を追求しながら作品を制作し続けている日本人アーティストが、今回紹介する天江竜太氏だ。
●パラダイム・シフター
「カート・ラドウィグ」
ブルー・スカイ・スタジオのレイトレイサー作者であり、創立者の一人でもあるカール・ラドウィグ氏にインタビュー。CG技術とアートとの関係を探る。
●Technical Frontier
エアライトモデル
「霧」や「もや」などのように微粒子に満たされた空間のリアルタイムレンダリング方法は従来の手法だと散乱される様子が正確にシミュレートされないため、リアリティに限界があった。今回はSIGGRAPH2005で発表された、微粒子による光の散乱を正確に表わしながらもGPU上での実装を可能にした、新しいモデルである「エアライトモデル」を紹介する。
●現場制作日記
11月5日より全国東宝系にて公開の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフたちによる制作日記の二番手は、装飾を担当している龍田哲児氏です! 昭和33年代の舞台を整えるためのある苦労についてお話していただいてます!
●一刀両断 ソフト
Swift 3D MAX V3 高速化されたベクターレンダリングエンジンが魅力。
Boris FX 8 シンプルな操作性で、複雑なエフェクトも自由自在。
定価 1,280円(税込)
判型 A4変型
発売日 2005年8月29日