
CGWORLD 2005年11月号 Vol.87 (シージーワールド ナンバー87 
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CGWORLD 2005年11月号 Vol.87
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第1特集 ディテールにこだわる! 
観察からはじめる昆虫制作
地球上に非常に多くの種類が生息する昆虫は、構造がメカニカルでさまざまな分野でモチーフとされる。また、CMや映画などの映像コンテンツにおいても使用される頻度が高い。本特集では昆虫を観察しながらフォトリアルなものをつくるためのテクニックを徹底紹介する!
CONTENTS 
■太古の時代から生息する生き物
昆虫とは?
■黒くて小さな昆虫兵士
クロオオアリ
■大きな角を持つ昆虫界の王様
カブトムシ
■リアルな質感に劇画的な演出を加えたTVCM
三共リゲイン『カマキリ vs モンシロチョウ篇』の制作行程を探る
■特別図鑑
日本に生息する昆虫たち
■夏の終わりを告げる風情な昆虫
アキアカネ
■空中を優雅に舞う昆虫界の宝石
エガーモルフォ
第2特集 基本から応用までじっくり考える 
CG制作者のためのカメラ機能講座
CGのカメラの魅力は、なんといっても自由度の高さである。
しかし、自由自在に使えてしまうがために“なんとなく”使ってしまうことも多いのではないだろうか。そこで、何気なく使っているカメラの機能から、CGアニメーションにおけるカメラワークについてまで、じっくりと検証してみました。
CONTENTS 
●introduction
CGとカメラ
Writer:橋口智仁
●Foundation study1
CGソフト別にカメラ機能を解説
LW
Writer:羽田宗春
3ds Max
Writer:スタジオシカノ
SOFTIMEGE|XSI
Writer:アイコム
Maya
Writer:本城なお
●Foundation study2
エフェクトとカメラの関係とは
Writer:橋口智仁
●Practice exercises
実践! カメラワーク
カットの意図に合ったカメラワークとは?
Writer:林田宏之
●Reference
<interview>
PlayStation 2 専用 ゲームソフト『GENJI』
実写映画でも使われている
王道なカメラワークで
時代劇的の要素を持った
作品世界を創る
Special 
●スペシャル1
プロシューマーを強く意識したHDVカメラレコーダー
Victor GY-HD100の実力を知る!
HDVカメラが登場して以来、業界からの期待度は留まるところを知らない。昨年のSonyに続き、Victorが満を持して製品化したGY-HD100! その使用感や特筆すべき機能に迫る。
●スペシャル2
ロバート・ロドリゲス監督最新作
『Sin City』メイキング秘話
豪華なキャストと大胆な映像で観客を魅了する『Sin City』。モノクロ調の独特な世界観はどのように構築されていったのだろうか? 監督との対話などを通じ、その秘密に迫る。
●スペシャル3
ファイナルファンタジー・ アドベントチルドレン
極上CGムービー制作の裏側
PSゲームソフト『ファイナルファンタジーVII』の2年後を描いた完全続編ムービー作品。ヴィジュアルワークスが手がけた日本最高峰のCG技術とテクニックを大紹介。
●スペシャル4
最新技術を速攻解説
SIGGRAPH 2005/Technical Overview
年に一度行なわれるCGの祭典SIGGRAPH。ここでは、ロスアンゼルス・コンベンションセンターで発表された未来のCG業界を担う新技術を紹介する。
●スペシャル5
CGソフトメーカーユーザー会レポート
SIGGRAPH 2005を終え、主要CGソフトメーカーが国内で開催したユーザー向けイベントでは、近い将来最大のトピック「次世代ゲーム機」「ハイビジョン放送」に対する各メーカーのソリューションが提示された。ここでは各イベントに参加できなかった人のために、東京公演の内容をいくつか紹介する。
●アミューズメント映像探検隊
「コード・エイジ・コマンダー 〜継ぐ者 継がれる者〜」
スクウェア・エニックスの新プロジェクト『CODE AGE PROJECT』の1コンテンツである本作品。制作が進む中、徐々に作り上げられた独特のゲームビジュアルは必見。そのメイキング秘話を紹介。
●TV&CM REPORT
「たつまきサイクロン」
2Dイラストから制作された、3Dキャラクター「ゴミーズ」達。アナログ感を大切にしつつ、キャラクターを3D化する手法や、細部にまでこだわって作りこまれたキャラクターモーションなど、CMの魅力を余すとこなくご紹介!
●絵コンテ描こうぜ!
ヴィンチェンゾ・ナタリ
「NOTHING」映画
おっかなびっくりのグロくて痛々しい作品と思いきや、不思議でとてもユーモラス。他に類を見ない映画、それが『NOTHING』。絵コンテライターとしての経歴を持つヴィンチェンゾ監督に、本作ならではのコンテ活用術を問う。
●必殺テクスチャイリュージョン
「緑玉の君影草」
手書きテクスチャをメインに画作りを行なう。手書きのポイントとそのテクスチャの活用術を紹介
●人体II
押す・引く〜力を伝える体〜
重い荷物を押す・引く動作を解説。体全体の力を効率よく伝える姿勢と、力を生み出すための動き、筋肉の使い方
●The Finish Works
自然光源とボリューム素材による大規模な爆発
デジタルスチルカメラによって太陽という自然の光源を微速度撮影し、ボリュームエフェクトのCG素材集を効果的に使用して、なぞの爆発シーケンスを構築していく。状況に応じたコンポジットの一例として、実景へ大規模爆発を合成する際のテクニックを紹介する。
●至妙モデリングコンプリート
ファンタジーRPGの女性ハンター
ひさびさの人物モデリングです。人物の生きた雰囲気を考量したローポリモデリング、そのポイントは?
● キャラに命を吹き込もう!
人間の泳ぎ方〜バタフライ〜
今号も人間の泳ぎ方を考えていこうと思います。今回は動きのタイミングというものがさらに重要になる「バタフライ」を取り上げたいともいます。
●Beyond Japan
山下祐一郎(アサイラム・ビジュアルエフェクツ)
アサイラム・ビジュアルエフェクツは、現在ハリウッドで注目を集めている中堅エフェクトハウス。ジェリー・ブラックハイマー作品では数々の賞を受賞し、最近はティム・バートンの最新映画『チャーリーとチョコレート工場』のフルCGによるオープニングシークエンスを手掛けた。今回は、これらの作品のCGを制作してきた山下祐一郎氏にスポットを当てる。
●パラダイム・シフター
「ピトフ」
『ヴィドック』で映画監督として鮮烈なデビューを飾ったピトフ氏。彼が目指す一歩先の映像コンテンツの未来形をインタビューを通じて探る。
●Technical Frontier
Wavelet関数
伝統的な技法を新しく捉え直す傾向が強かった今年のSIGGRAPHで、もっとも話題を呼んだ論文がピクサーが発表した「Wavelet Noise」。この論文で紹介されている、従来のノイズ関数の問題点を根本的に解決する汎用性の高いアルゴリズムなど用いた、アンチエイリアシングの手法などを解説する。
●解体新書 Animation Director's Interview
其ノ伍『谷口悟朗監督』
アニメーション作品を手掛ける監督たちの原点から現在までを追う’をテーマにスタートした本連載の第5回目のゲストは、谷口悟朗氏です!
*谷口悟朗監督最新作『ガンソード』
テレビ東京にて毎週月曜25:30〜好評放映中
http://www.gun-sword.com/
●現場制作日記
11月5日より全国東宝系にて公開の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の制作日記も今号で最終回となりました。最後を飾ってくれたのは、宣伝を担当している末吉美砂子(東宝)さん。作品の見所についてお話していただきました!
定価 1,280円(税込)
判型 A4変型
発売日 2005年9月29