
CGWORLD 2003年4月号 Vol.56 (シージーワールド ナンバー56 
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CGWORLD 2003年4月号 Vol.56
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第1特集 なぜ、映像をそこで切るのか、つなぐのか? 
キレ味最高! プロ直伝の映像編集
C単独では意味をもたなかったり、冗長なだけの映像と音のシーケンスも、カットしたり、組み合わせることでリズムが生まれ、つなぎあわせることでドラマが育っていく。
CG制作をしているとアニメーションのなめらかさ、質感、あるいは自然な合成や派手なエフェクトばかりに目がいきがちだ。
しかし、どんなにクオリティの良い素材でも編集でヘタを打てば、散々な作品になり、どうしようもない素材でも、編集しだいで小気味良いリズムのある魅力的な映像作品へと変わってゆく。
本特集では国内外の著名編集者による、映像をつないでいくノウハウを実際の作品を題材に詳細に解説するほか、基本の編集テクニックや撮影ポイントなどを具体例と共に紹介。
まさに目からウロコの企画です。
第2特集 CD-ROM連動企画 
フリーでやりたい放題!
バージョンアップを重ねるごとに、外部プラグインソフトが母艦ソフトに標準搭載されるケースが多くなった。それでも、ちょっとしたユーティリティプラグインから、最終イメージを大幅にクオリティアップするプラグインまで、非常に多くのソフトが巷にあふれている。
本特集では、それらの中から、本当に使えるモノや面白い効果を出せるものをピックアップし、その効果的な使い方を紹介する。もちろん、すべてフリーソフトな上、CD-ROMにも収録するので、買ってからすぐに活用できる。魅惑のプラグイン世界に、あなたもダイヴ!
巻頭記事 
●純国産GIレンダラLUXORの性能は!?
Shade 6シリーズのプラグインレンダラとしてリリースされている、純国産レンダラLUXOR。
あのPersonal LINKSのレンダラL/Imageを制作したチームが生み出した、新レンダラの実力はいかに?
短期集中連載 
●FinalFocus 1.0
真のレンズぼけを手に入れろ! Photoshop用のレンズボケソフトとして注目されたIrisFilterが、After Effects用プラグインとして新生! あらたな機能と魅力を探る、短期集中連載。
特別企画 
●2003年度スクールガイド 第3弾
デジタルクリエイターを目指す人のための厳選スクールガイド。
求められる人材とは? 業界の現状とは? といった気になる部分をレポートしつつ、各デジタル系スクールを紹介していきます。
レギュラー 
●Cover Story
「優れた作品には、編集者の情念が一緒に焼き付けられている?」
新表紙第3弾。今回は「編集」の特集であることから、はさみを持って生まれた生き物・カニの登場。編集って簡単に言うけれど、これってかなり重要なファクター。
ただ繋げたり載せるだけじゃ、第3者に内容がしっかりと伝わらないんだから。
●PICKUP TOPICS
CGWORLDとして注目したい、製品からイベント、業界動向などを紹介していく新コーナー。
今月の注目は、
・静FeliCaリーダを備えたPalm、「CLIE PEG-NZ90」
・RESFESTとGASが、CS放送に登場
・プログラマブルシェーダを備えたハイエンドカード、Quadro FX
・『ほしのこえ』の新海監督、最新作とは!?
など、気になるTopics満載。
●Road Show
編集部オススメの映画を紹介。
今号の注目は
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』
『007/ダイ・アナザー・ディ』
『戦場のピアニスト』。
●絵コンテ描こうぜ!
プロに聞く、絵コンテ制作の秘訣。
カプコンの意欲作『デビル メイ クライ 2』を取材。
社内社外を含めた複数ディレクター体制で作り上げられた背景とは? そして演劇のように、シナリオから直接舞台監督が演技指導してそれをモーションキャプチャ、後から絵コンテが作られたという理由にも迫ります。
●アミューズメント映像探検隊
「クロックタワー3[後編]」
ゲームでのCGのあり方をリポートするこの連載。今回は前号に引き続き、故・深作欣ニ監督がモーションの演出を行なった『クロックタワー3』をお届け。
本誌おなじみ早野海兵氏と、白組とのタッグで作られたCGパートに切り込みます。
●TV & CM Report
積水ハウスのCM『SHAWOOD』で、おじいさんのバック転シーンのメイキングを紹介。
綿密なおじいさんのモデリング、体操選手にお願いしたモーションキャプチャ、これらをもとにSOFTIMAGE|XSIのNLA機能をフル活用した、ウィルコドリームスタジオを取材。
●The Finish Works
CGで作る映像は、レンダリングしてそれで完成ではない。
その後、いかに調整するかで仕上がりは変わってくる……。なにをどう見せたいのか、そのためにはなにが必要なのか?
テーマ:「雪景色のような"重い"表現」
さまざまなファクターが相互に絡み合うような、そんなシーンをいかに合成していくかを紹介。
雪山、イエティ、巨大ロボ、背景……複雑な素材をわらまあ氏が調理します。
●海外で働く2
海外で働く日本人クエイリターを追う人気連載。インタビューだけの構成ではなく、海外に就職する際の有用情報も併記。もっと海外が身近になるはず!
「粥川祐賀(Cente Service)」
東北新社のアメリカ支社で、プロデューサーとして働く粥川氏。
新聞社のカメラマン記者を経て、事務、そして現職に至るまでのいきさつと仕事についてインタビュー。
●Paradigm Shifter
モノヅクリの根底には必ずある「コンセプト」。そこに迫る連載。
「リン・フォックス」
先日IMAGINAで審査員特別賞を受賞したビョークのPV『Nature Is Ancient』を手がけたチーム、リンフォックス。
大学時代には建築を学んでいた3人が、いかにしてCGアニメーションを手がけるようになったのか、そして目指していることについて聞いています。
●必殺テクスチャイリュージョン
3ds max 5とPhotoshop 7.0を使って、テクスチャの作り方次第でいかにCGが優れたものになるのかを解説。
「静謐の中のカブトガニ」
成体と幼生のガブトガニを描いていきます。フリープラグインの3D Painter Prototypeをはじめ、ClearMeditやMaterialStufferなど、テクスチャ描きに便利なツールの紹介。
またトランスペアレンシマップ用のテクスチャ制作のコツなどを披露。
●至妙モデリングコンプリート
モデリングはどうやって行なっていくのか? 図面を元にMetasequoiaを使って、モデル構築の実際を詳細に追った連載。
「デザインと機能性を兼ねた曲線美のモデリング」
今回のモチーフはYAMAHAの「サイレントバイオリン SV-120」。
曲線と細かいパーツの多いマテリアルをどのようにモデリングしていくのか?
●CGメイキングピンポイントセミナー
LightWave 3D/3ds max/Maya/SOFTIMAGE|XSIを使って、同じお題のもとに、Tipsを紹介!
各ソフト2ページのボリュームでお届け!
テーマは「ロケット」。ロケットエンジンの噴射の煙や光といったボリューム系エフェクトをいかに作り上げるか?
各クリエイターの腕が冴えます。
●CG用語 What's that?
誰も教えてくれない、CGのテクニカルターム。
毎月特定の用語を取り上げ、それは一体どういう意味なのか、どういう技術的バックボーンがあるのか、そして最新のものはどうなっているのか? を紹介します。
「インプリシットサーフェス[前編]」
分かりやすいところではメタボール、最新トレンドでは流体系の表面作成など、その名のとおり「隠された」サーフェス=インプリシットサーフェスについて解説。
バーテックスやコントロールポイントから、いかに滑らかでコントローラブルな表面を作り上げるか、といった技術を分かりやすく説明していきます。
●キャラに命を吹き込もう!
アニメーションとはなんなのか? CGが一番欠けていると思われる、キャラクターの動かし方、演技の付け方、見せ方などを図解を通して解説。
「キャラクター表の意味」
男性キャラ、女性キャラ、アクションなど、ある程度の性格までが見えそうな基本ポーズ=キャラクター表を紹介。
キャラクターの性格を作品中で一定に保つためにも、必要とされる設定とは?
●プロデューサー見聞録
プロデューサーって一体なんなのか? そんな疑問に応える新連載。
第7回は、プロダクション側のプロデューサーである、ザ・ないんの村井敏雄氏。
責任を持ったプロデュースを行ないたい、映像を作りたいと語る彼の「作り方」に迫ります。
●DVDを知れ!
乱立するフォーマットと次々発売されるドライブ。
どれがどのような利点/欠点を持つのか、その使い勝手は? ハードウェア&ソフトウェアからDVDを知る連載。
「DVD制作の現場を探る[後編]」
市販されているDVDのビデオパッケージ。これらは一体どのように作られていくのだろうか?
MPEG2特有の問題「Iフレーム」や2-3など、市販パッケージが必要とするクオリティや問題を聞きます。
●注目製品一刀両断
新製品レビュー&ロードテストを行なう新コーナー。
気になるハード・ソフトの使い心地や性能をレビューを通して紹介します。
「MediaDirector GP3000-A」「Final Cut Express」「Rhinoceros 3.0」「character studio 4」「NEC Express 5800/54Xa」
●とれたて! プロダクション情報
特集なんかでは紹介されるけど、普段のCGプロダクションや、TV局のCGルームはどんな仕事をしているの?
そんな疑問に応えるべく、業界動向の最先端がわかるページを新設。
今現在手がけている仕事、オンエアされているCMや番組のどのパートを担当したかなど、毎月紹介していきます。
今月は日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日の民放4局のCGルーム、アニメーションスタッフルーム、イマージュ、ウィルコドリームスタジオ、白組、デジタフルロンティア、DML、デジワークプラス、ルーデンス。
定価 1,380円(税込)
判型 A4変型
発売日 2003年2月28日
付録 CD-ROM
<販売終了>