
CGWORLD 2004年11月号 Vol.75 (シージーワールド ナンバー75 
【 詳しい情報・購入は ONLINE BOOK STORE 】
CGWORLD 2004年11月号 Vol.75
商品に関する最新情報・在庫確認・ご購入は上記にて行えます。
第1特集 光と影で立体が変わる!? 
基礎から学ぶライティング
CG制作において仕上がりのクオリティを左右するともいえる要素である、ライティング。
基本的なライティング知識とレンダラとの関係、各ソフトの特徴などを考えつつ、それをうまく活かした実用例をもとに重要な要素であるライティングを改めて考えてみよう。
C O N T E N T S 
・『CGにおけるライティングの知識』
・『LightWave 3D:環境光を調節して、自然光と室内照明が混じりあった繊細なシチュエーション』
・『3ds Max:HDRIイメージベースドライティングによる秋の欧風リゾート』
・『Maya:ストックフォトのなかの光とCGで作成したてんとう虫を馴じませる』
・『SOTIMAGE|XSI3.5:LIghtBoxと間接照明との組み合わせで、幻想的な絵を作る』
・『CINEMA 4D:複数のライトを組み合わせて作る、スタジオ照明風ライティング』
第2特集 群集を思い通りに操るゴッドハンド 
徹底攻略! モブシーン
CG技術の進歩によって昨今よく使われるモブ(群集)シーンは、圧倒的なスケール感を表現するのにもってこい。
自分で作ってみたい人のために、さまざまな手法をソフトごとの特性を活かしながら紹介していく。
C O N T E N T S 
・LW『サバンナの壮大な光景 ヌーの大移動』
・max『チームごとに役割分担する架空の昆虫』
・Maya『野獣襲来!古代ローマ 白熱の歩兵戦』
・XSI『クーデター勃発!城内の攻防戦』
イレギュラー 
●CGはどこに向かうのか? SIGGRAPH2004徹底調査
ロサンゼルスのコンベンションセンターで開催された今年のSIGGRAPH。
展示規模の縮小などスケールダウンした感も否めないが、内容自体は非常に充実したものとなっていた。
CGの今後の方向性をうまく表していたともいえる本年度のSIGGRAPHを紐解いていく。
●第10回 広島国際アニメーションフェスティバルリポート
世界各国から応募された作品を一般公開形式で審査して優秀作品を選ぶコンペティション(公開審査)
や作品上映など、さまざまなプログラムを5日間にわたって行なう、世界有数のアニメーション映画祭
『広島国際アニメーションフェスティバル』。今年も8月19日〜23日にかけて広島「アステールプラザ」
にて開催された映画祭の模様を交えながら、グランプリ作品を紹介する。
●CG、アニメ、実写の融合 映画『デビルマン』制作秘話
日本をはじめ世界各国で愛読されている永井豪原作の『デビルマン』が実写映画化された。
実写とアニメーションの融合に重要な役割を果たした本作でのCG。東映と東映アニメーションが
挑んだ新たな表現手法に迫る。
レギュラー 
●アミューズメント映像探検隊
「バイオハザード OUTBREAK FILE2」
秀逸のCGムービー、ゲームビジュアルからネットワークゲームとしての独自のコンセプトまで、
その制作秘話を徹底紹介。
●絵コンテ描こうぜ!
名和憲進「DUAL FEEL」Webドラマ
Webを基点に配信されるドラマ「DUAL FEEL」は、ドキュメンタリーからドラマを構築する手法を採用する
ことでリアルなストーリーが描写された。さらに、1つのストーリーを主演2人の視点で分割して制作された
本作の演出、仕掛けについて話をうかがう。
●パラダイムシフター
SIGGRAPH2004のスクリーニングガイド役を務めた『Bookworm』のキャラクター。イギリスBBCの
ショートフィルムとしてAradman Animationsが制作した本作。その監督ステファン・マジョラム氏の話を
通じ、キャラクター感情表現の極意を探る。
●必殺テクスチャイリュージョン
「中世風扇風機」
中世ヨーロッパ風の扇風機を作る。同一画像をベースに作成した複数のテクスチャで、
金属の質感の違いを描き分ける。さらにVrayを使用してレンダリングして、質感のつめを行なった。
●モデリングコンプリート
「FPSゲームで使用するミリタリーサブマシンガン」
今月もローポリでの制作だが、第一人称視点でプレイヤーが持つ銃という設定で、
通常よりもややディテールを作り込んでいった。六角大王Superでメカをモデリングする際の
基本テクニックも紹介。
●新・CGメイキングレベルアップ講座
4つのソフトごとに4人のCG作家たちが、同一テーマで作品制作のポイントを3つ選び、そこからじっくりと
作品制作について解説していくコーナーが今号よりスタート!
第1回目のテーマは「水底の風景」。
・『LightWave 3D』ヤドカリをモチーフに水中を光のムラだけで表現する
・『3ds Max』海底に沈んだ古代遺跡に棲まう怪獣が存在する海中世界
・『Maya』アクアリウムの水底の風景をファンタジーに表現する
・『SOTIMAGE|XSI 』岩場の影から飛び出すハンマーヘッドを描く
●The Finish Works
「写真素材を加工したマジックタイム表現」
マジックタイムと呼ばれる時間の多彩な夕空の表情を、combustionによるモーフィングエフェクトと
カラーグレーディングで表現。主役となる飛行船は『グラーフ・ツェッペリン号』。
約75年前、東京上空に飛来した巨大飛行船の勇姿を絵画的なイメージで制作していく。
●海外プロダクション訪問記
毎号海外のプロダクションを紹介していく本コーナー。3回目の今回は、オーストラリアから
ANIMAL Logicを紹介。13年前に設立されたANIMAL LOGICは、今では『マトリックス』や
『ロード・オブ・ザ・リング』などの大作をてがける世界有数のプロダクションへ成長した。
その変遷や過程を交えながら同プロダクションに迫る。
●海外で働く2
アメリカ西海岸にはCG&映像業界で働く日本人が多いが、今回は在米25年、スチールカメラで
一流アーチスト達から多大な信頼を得ている「ノブさん」こと、阪上伸正氏をご紹介。
写真にとどまらず、映画フィルム、ビデオ、ハイビジョンと撮り続け、最近ではデジタルカメラにも
クリエイティブの領域を広げるノブさんの熱い経験談にご期待ください。
●Technical Frontier
「イメージ・リライティング」
「イメージ・リライティング」の第3回では、SIGGRAPH2004でも注目の人間の目を用いたリライティングが
テーマ。その原理は、人間の目を撮影してそこに映り込んだ世界を環境マップや3Dモデルとして復元するというものだ。
今回は、その復元された環境マップのライト情報から顔をライティングして任意の視点でレンダリングする方法を紹介する。
●キャラに命を吹き込もう!
「ドラゴンや蝙蝠などの翼のある動物をデザインする」
資料の少ない動物や架空の動物を描くとき、過去のさまざまな作家たちはどんな発想で描いいたのだろうか。
今回はそんなことを考えながら、翼のある動物のデザインについて話をしていきます。
●音霊-オトダマ-
「SPACE SHOWER Music Video Awards '04」においてBEST CG/ANIMATION VIDEOを受賞した『FATBROS』。
極彩色のグラフィックが音楽に合わせて動きまわり、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい作品なのだ。
今回は、このミュージックビデオのディレクターである+cruz/peng/fanについて紹介する。
定価 1,280円(税込)
判型 A4変型
発売日 2004年9月29日