
CGWORLD 2005年1月号 Vol.77 (シージーワールド ナンバー77 
【 詳しい情報・購入は ONLINE BOOK STORE 】
CGWORLD 2005年1月号 Vol.77
商品に関する最新情報・在庫確認・ご購入は上記にて行えます。
第1特集 秒間に凝縮された技術の粋をしゃぶりつくせ! 
CMルネッサンス
15秒や30秒という短い時間で勝負するCMでは、CGはもはや当たり前ですぐれた合成技術によって実写との境界線もほとんどない。CM新時代の勃興に向かって、テクニック満載の世界中のCMを紹介する。
コンテンツ 
・映像技術進化論
・パナソニック「おたっくす オレンジ篇」
・キリンビール「ピュアブルー 登場篇」
・BPO「ロボット篇」
・トヨタUSA「サイオン テレポーター篇」
・海外CGプロダクションアラカルト アメリカ篇
・海外CGプロダクションアラカルト イギリス篇
・平和「ライオンとシマウマ篇」
・ジャン・クリスチャン・ブーヴィエ氏インタビュー
第2特集 さわって、作って、動かして! 
魅惑なる立体アニメの世界
人形や粘土といった素材で立体物を作り、それらを1コマずつ動かして撮影していく立体アニメーションの表現は非常に幅広く、またバラエティに富んでいる。 CGと共通する部分を多く持つ立体アニメーションは、今、日本ではどのような形で作られているのか。TVCMやPVといった商業作品から非商業作品まで、じっくりと紹介しています!
コンテンツ(敬称略) 
・TVCM『日立ホーム&ライフソリューション GPSワイドオーブンレンジ ドンピシャ ポーズ篇』(白組)
・TVアニメ『ニャッキ!』PV『キミはともだち』(伊藤有壱)
・ショートムービー『ホーム』(東京芸術大学映像美術部TACOROOM)
・ショートムービー『カレーの王様』(studio panboat)
・The lecture for beginners!『はじめてのクレイアニメ』
イレギュラー 
●3ds max 7 徹底調査!
ポリゴン編集機能の強化、『character studio』統合など、さらにハイエンドな制作ツールへ変貌をとげた『3ds max 7』の機能と操作性を徹底紹介します!
●陽だまりの詩
「徹底的に追求されたCGキャラクターの感情表現」
人気作家・乙一氏の短編小説『ZOO』を原作に、オムニバス形式で映画化された。制作を手掛けたのは、マンガ家である古屋兎丸氏と、神風動画。マンガ家と制作プロダクションの異色のタッグは何を生み出したのか?
●スカイキャプテン〜ワールド・オブ・トゥモロー〜
監督と脚本を務めたケリー・コンラン氏への単独インタビュー。フルCGの自主制作映画を高く評価されて、今回の大役に抜擢されたコンラン氏が、デジタルツールを駆使して描き出す独特な世界観について語る。
レギュラー 
●アミューズメント映像探検隊
「ステラデウス」
骨太なゲームシステムを持つ本格シミュレーションゲーム『ステラデウス』。2Dの良さを改めて感じることができる美しいムービーパートの制作過程を追う!
●絵コンテ描こうぜ!
喜田夏記
荘野ジュリ「カゲロウ」ミュージックビデオ
「コンテ上でストーリーを発想する」と語る喜田夏記氏の作品は、不思議な空気に溢れた奥行きのあるアナログ2Dアニメーション。その画力を生かしたアナログ的手法で、キレイとグロの狭間を狙った幻想空間の演出手法に迫る。
●必殺テクスチャイリュージョン
「艶色の幼虫」
今月号では、CGが得意とする表現のひとつである、キラキラしたメタリックな質感のものを制作していく。
●モデリングコンプリート
「ゲーム内をアクティブに動き回るオオカミ少年シルバー」
さまざまなキャラクターのモデリングに挑戦するこのコーナーの今月のイメージデザインを手掛けたのは、初参加の筒井海砂氏。ちょっとブラックな部分を持ったオオカミ少年をどうモデリングしていくのか?
●The Finish Works
「コンポジットで3DCGのレンダリング時間を短縮しよう」
今回は、海上を航行する帆船をフルCGにて制作する。正直に3DCG上でレンダリングした場合に膨大なレンダリング時間を要するイメージ要素をコンポジットソフトによる後処理によって代替えし、3DCGソフトでのレンダリング時間を短縮して作業の効率化を図るのが狙いだ。
●パラダイムシフター
「シン・ビョンシク」
韓国クリエイターがニューヨークで制作したフルCGアニメーションが『PGi-13』だ。ポップで色彩豊かなオブジェが織り成すコントラストが印象的な本作の制作秘話から、アートへの情熱までを余すところなく紹介する。
●人体II
「殴る 〜力を生む体の動きと表情〜」
映像表現において、「殴る」という一連の動作はどう再現すればよいのか? 重心の移動と力の流れは? 骨のしくみはどうなっているのか? 拳の変化は? 使われる部位の表情は? などについて、男性の横殴りを例に解説する。そのほかボクシング、空手、女性の「殴る」などについても解説。
●海外プロダクション訪問記
「Pixer Animation Studios」
言わずと知れたCGアニメーションの代名詞、ピクサーが満を持して登場。最新のテクノロジーと確かなクリエイティビティを実現する同社では、社員全員に共有されているポリシーと決意があるという。それは一体?
●海外で働く2
今回は総合ポストプロダクション「R!ot Pictures」でモデラー/ビジュアルアーティストを務める鈴木秀一さんが登場。特撮モノが大好きだった少年が、どのようにして超難関のハリウッドで就職することができたのか? その秘密に迫る。
●Technical Frontier
「ステレオ・コレスポンダンス」
第2回となる今回は、前回紹介したAIの考え方を利用した新しいステレオ・コレスポンダンスの具体的なパイプラインと、その応用例であるビデオマッチングとフラッシュ・ライティングについて解説する。
●新・CGメイキングレベルアップ講座
4つのソフトごとに4人のCG作家たちが、同一テーマで作品を制作していく。
第3回目のテーマは「船」。
・『LightWave 3D』モデリング作業との戦いとなった、夕日を浴びて走る帆船
・『3ds Max』表面の汚れまで再現した、レーダーから砲台までありのカメ型戦艦
・『SOTIMAGE|XSI 』サブサーフェス・スキャタリングを使って表現するオモチャの船
・『Maya』メンタルレイでキラキラ感をアップさせたファンタジーな足漕ぎ船
●キャラに命を吹き込もう!
「デザイン的におもしろく、応用のきく動きをする架空動物」
前々号に引き続き、架空の動物の動きについて紹介していく。ゲームやアニメ作品などでよく見かける鳥のような馬のような架空動物の動きを歩き方から考えていこう。
●CGWORLD映像作品コンテスト
創刊6周年を記念して、72号からスタートした「CGWORLD映像作品コンテスト」。今月で3部構成のコンテストの第二部にあたる二次募集の募集が終了しました。入賞作品の発表は次号にて!
●音霊-オトダマ-
「DVJ−X1」
7月に発売されたDJとVJ両方のプレイを堪能できる新機材が「DVJ−X1」である。渋谷のクラブwombで開催されたイベント「Time Sensitive」では、この機材を用いたオーディオビジュアルセットが組まれた。その様子をレポートする。
定価 1,280円(税込)
判型 A4変型
発売日 2004年11月29日